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●白川 日銀総裁との電話会議も逆効果

「菅首相には、もう引っ込んでもらいたいですね。政権を担当するのはムリなんです。それがハッキリしましたよ」

 平均株価が終値で年初来安値を更新した8月23日、こう市場関係者が吐き捨てた。

 この日の朝、菅は日銀の白川総裁と電話会談した。為替市場では円高が進行中で、影響をモロに受ける輸出企業への懸念が株安を誘発している。日本経済はのっぴきならない状況だ。当然、会談後には何らかのメッセージが発信されると予想された。それが、ふたを開けてみると、な~んにもナシだったのである。市場が失望するのもムリはない。

「驚きましたね。わざわざ会談を設定し、注目を集めておきながら、一体、何を考えているのか。会談したことがメッセージになると思ったのかもしれないが、あれでは“政府と日銀は円高を容認している”とアピールしたようなもの。期待するだけムダと覚悟していましたが、これほどひどいとは……」(証券エコノミスト)

 怒りの矛先は、会談の内容を会見で明かした仙谷官房長官にも向いている。為替介入の話があったのかと聞かれ、「まったく出なかった」と強く否定したのだ。この話が昼前に伝わると、後場はのっけから売りが優勢になり、平均株価は一時9090円まで下げた。

 むろん、日本だけで為替介入しても効果は知れている。しかし、「打つ手は考えてあるようだ」とか何とか含みを持たせれば警戒され、為替も株価も違った動きをしたはずである。

 菅―仙谷コンビは10日ほど前にも市場関係者を怒らせた。夏休みの菅が仙谷に「為替の動きが急すぎる」と傍観者のような発言をし、その内容が報じられると、円高が加速したのだ。

「分からないのなら触れるな、解説するな、と言いたいですね。この2人が発言するたびに、状況は悪くなっている。FRBのバーナンキ議長は、市場が米国経済を順調に回復していると見ている中、議会で『異例な不確かさ』と懸念を表明しました。この認識は結果として正しかったのですが、あの発言に市場は驚き、ドル安が進んだ。輸出倍増計画を掲げるオバマ大統領を側面支援するメッセージにもなったわけです。菅政権は、こんな基本的な市場のメカニズムすら知らないのでしょう」(大手証券ストラテジスト)

 菅は追加経済対策に乗り気のようだが、とうしろコンビに任せていると税金をドブに捨てるだけだ。

(日刊ゲンダイ2010年8月24日掲載)
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